卵巣がん手術の時のこと [手術(卵巣がん)]

先日、ハーセプチン6回目を受けてきました。11時くらいの予約で時間があったので、その3日くらい前から左の肩甲骨の辺りが痛むのと肩こりがひどいのと右の親指の件もあって、近所の整骨院に行ってから病院へ行きました。

整骨院では左肩が非常にこっていて、張っているのと親指はバネ指かも?と言われ、電気治療とマッサージを受けてすごい気持ちよかったのですが、病院で先生に報告をしたら「整形外科にちゃんと行って」と言われてしまいました。整形混んでるからねー気後れするんですよね。

とにかくこのところの寒さもあって、肩こりハンパ無いです。左だけじゃなく右もパツパツでつらいなーセレコックス飲んでこれってどうなんでしょう??なるべく肩を動かしたりしてるのですが…
ハーセプチンの点滴は特に問題無しでした。さくっと受けてまいりました。

乳がんの手術の時の事は前にブログに書いたのですが、卵巣がんもそのうち詳しく書こう書こうと思っているうちにのびのびになっていました。忘れる前に書いておこうと思います。

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手術当日の点滴はいるまではこちらの記事入院四日目いよいよ手術 に書いてあります。

当日、お昼から手術だったのですが、前回の乳がんの時と同じように呼び出しがかかって、看護師さんとストレッチャーを押して手術室へ向かいました。手術室では音楽が流れていてオペ担当の看護師さん(イケメン)に90年代のヒットチャートのチャンネルにしてみました!と笑顔で言われました。

きっと、私の年齢だと青春時代のヒットチャートになるので気を使ってくれたんだろうなと思いつつ、その年頃はもっとマイナーな音楽が好きだったので、せっかくなら今の音楽にしてよレディーガガとか元気がでるし…なんて思ってました[ー(長音記号1)]
どのみちすぐ寝ちゃうんですけどねー

今回は事前に点滴が入っていたので、針刺しもなくすぐ麻酔が入ってそのままフェードアウト[眠い(睡眠)]

その後、ものすごい寒さで目が覚めました。ガタガタ震えが止まらないし歯ガチガチといってました。看護師さんかだれかが「シバリングを起こしている」とか言っているのが聞こえました。意識は戻ったとはいえ朦朧といていたのでストレッチャーでリカバリー室に運ばれているなどは良く覚えていません。

リカバリー室ではだんだん目が覚めてきました。一番気になっていたのは手術時間でした。その時はまだ卵巣がんと確定していなかったので、もし良性なら手術は3時間くらい悪性なら5、6時間くらいと言われていたので、まだ日が出ていれば良性だしと思っていたのですが、どうも夜っぽくやっぱりがんだったのかな…?なんて考えていました。

手術に付き添った父が病室にあらわれて「じゃあ帰るから」というのにちょっと答えたのも覚えています。その後すぐ消灯になったので(十時に消灯になります)いったい手術に何時間かかったんだろうなーと思いました。

その後は乳がんの時と同じように長い夜でした。まず最初は寒くてしかたなかったので電気毛布を入れてもらっていたのですが、今度は熱が出て来たようで暑くなり氷枕を持って来てもらったり、腰がすっごく痛くて辛かったり、のどがからからでうがいをさせてもらって、隙を見て水を飲んじゃったりとナースコールを押しまくりで看護師さんに申し訳気持ちでいっぱいですが、その時は辛くてしかたなかったです。

そしてうとうとしながら真夜中だと思うのですが、ちょっとした事件がありました。乳がんのときはなかったのですが、今回は嘔吐予防のためか鼻から胃まで管が入っていました。それと酸素マスクせいかのどはカラカラだしで、なんとその管がぴたっとのどに張り付いてしまいました。どうなっているのかわからず一瞬窒息するかと思って、またナースコールです。きてくれたのは優しい看護師さんで私が管が張り付いて苦しいと訴えると「勝手には抜けないのよ。ごめんなさいね。でも涙目で本当に辛そう…先生に確認して良ければ抜いてあげる」と言ってくれて、先生に確認後不快な管を抜いてくれました。

ちょっと自由になり眠れるかと思ったら、よけい目が冴えて傷の痛みもあってちっとも眠れず、座薬を入れてもらったりしながら朝を迎えました。朝になって酸素マスクはすでに勝手に外してしまったようですが、改めて取ってもらって足にはめる血栓予防の機械も外してもらいました。

翌日から歩くと聞いていましたが、乳がんの時は余裕で歩けましたが今回はとても無理、痛くて体を起こすのも辛いし、ベットから立つのがやっとで尿管はまだ抜けませんでした。痛み止めは自分で押すタイプので辛かったら自分でボタンを押して入れるのですが、効いているのかは微妙なところ、傷がとにかく痛く1日ベッドに張り付けみたいになっていました。

ope_2.gif
こんな感じ。

その日は朝に機械先生がさっと現れ「胸はそっちの治療が終わってからでいいから」と言って去っていきました。朦朧としていたので幻のようでした。午後には母がきて汚れ物の洗濯を頼んだりしました。お水はたしか飲んで良かったので、ちょっと飲んだ記憶があります。

その夜もあちこち痛くうとうとしつつあまり眠れませんでした。もしかしたら寝ているのかもしれないのですが、すぐ目が覚めてしまって、看護師さんの見回りの度に目が合って「眠れない?」なんて聞かれてました。

そんなでしたが、朝になってなんだか気分が違います。人間の治癒力ってすごいなーと思うのですが、あんなに痛くて体を起こすのも辛いと思っていたのですが、なんだか動きたくて仕方ないと思ったのです。

まだ早朝でしたが起き上がってみる事にしました。痛いけどなんとかなりそうな感じ。点滴がつきっぱなしで止まるとうるさくなる機械にコードがついてますが、バッテリー式のようでコードを抜いても問題ないようでしたので、抜いて病室の入り口にある洗面所に行ってみる事にしました。ずっと寝っぱなしだったので、歯磨きと洗顔がしたかったのです。

おそるおそるでしたが貧血など起こす事もなく無事、洗面所に到着、顔を洗って歯磨きをして爽快な気分になりました。ベッドに戻ってからは携帯をバッグからなんとか探し出してチェック。手術前に友達からの励ましメールが来ていたのをみたりしていました。

朝の検温などの時間になり看護師さんが来たので、歩けた事を話して朝食後先生に見てもらって問題なければ、尿管を抜いて部屋を移動しましょうと言う事になりました。その日から食事も出る事になっています。二日ぶりの食事は重湯とお味噌汁の上澄みみたいのとジュースでしたが、最初は口に入れられることに感激しましたが、重湯はどうみてものりとしか思えず全部は食べられませんでした。
重湯のまずさはすごい印象的でした。母に言ってヨーグルトを買って来てもらったりでしのいでいました。

朝の回診で傷とドレーンバッグのチェックでOKが出たので、いよいよ尿管を抜いてと思ったら、なんとパジャマのズボンがびしゃびしゃでびっくりしました。管がずれたのかしらなんて看護師さんと急いで抜いてしまいましょうとトイレで抜いてもらいました。すっきりしたのですが、着替えてまたしばらくするとびしゃびしゃになってしまって、これはおかしいと調べると左のドレーンから漏れていたようでした。ドレーンが詰まっていたみたいでしごいてつまりを取ってもらいました。

ドレーンは今回は3本も入っていたのでいろいろ大変でした。何回か詰まったりでその度にしごいてつまりを無くすのですが、看護師さんは優しいのか袋側にしごくのですが、先生は体側にしごくのでめっちゃ痛くて終わったあと30分くらい横になるくらい辛かったです。

その時点で傷口は自分ではどうなっているのか分かりませんでした。テープみたいのを張ってあってドレーンの穴にガーゼがたくさん当ててあって、その上から腹帯できっちり巻いていたので、もちろん自分でのぞく勇気はありませんでした。先生からガンだったと聞いたのいつか忘れてしまったのですが、翌日には聞いていたと思います。

そして部屋移動となりました。
入院六日目 手術終了歩いてますでこれを携帯から更新したんでしょうね。

その後もいろいろありました。まず夜眠れないということです。夜ねても目が冴えてちっとも眠れないのです。3日目くらいにどうにもおかしいなと思って相談したら、睡眠導入剤が出て解決したり、解決後、念のためとまた飲んだら翌日ふらふらになって朝食が食べられなかったり、ドレーンが何度も漏れたり(最後はガーゼではなくおむつを当ててましたー)

なんか長くなってしまいましたねー手術は当日の夜が我慢出来れば、なんとかなるって感じでしょうか…?もっと朝まで意識を失うような薬を使ってくれればいいのになと思います。
ちなみに父は2回大手術をしたのですが、2回共朝までぐっすりだったと言ってました。何が違うんでしょうね??場所かな…??手術は心臓バイパス手術と十二指腸潰瘍が破裂したのと2回です〜

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コメント 4

donchiママ

なんだか自分の時とすごく似ていて思い出してしまいました^^;
開腹手術って本当に大変ですよね。
でもそれを乗り越えたからこそ今があるのだし、引き続き前向きに進んでいきましょう!

by donchiママ (2012-01-28 14:23) 

ひさ

donchiママさん

回復手術って本当大変ですよね。
やっぱり同じような感じでしたかー
今、抗がん剤治療中ですよね。そちらも大変かと思います。
一歩一歩ゆっくりでも良いので進んで行きたいですね。
by ひさ (2012-02-07 17:43) 

kotori

はじめまして。
私も、乳がん手術後の抗がん剤(EC)の途中で、卵巣のうしゅ(卵巣がん疑い)&子宮筋腫が見つかり婦人科の手術をうけ、昨年は2回も手術しました!!
その後、タキソテールを再開。今は放射線も終わり、無治療期間に入りました。

ひさ さんのブログを読んで、とても人事と思えませんでした。。

乳がんだけでも一大事なのに、婦人科の開腹手術まで受けなければならないと知った時は、私も乳がん告知の時より本当に落ち込みました。。
手術前にひとり旅とか行ってみたり(^^;)

卵巣の腫れは良性でしたので残したのですが、残すリスクもかかえつつ、
ひとつひとつ治療を乗り越えてきて、今は仕事もがんばってます。

お互いがんばっていきましょう~~(^^)



by kotori (2012-02-18 22:08) 

ひさ

kotoriさん

はじめまして。コメントありがとうございます!
お返事遅くなってごめんなさい。

抗がん剤途中で病気が見つかって、本当に大変でしたね。
1年2回の手術は体も負担が大きかったと思います。
卵巣嚢腫は摘出してみないと良性か悪性の判断がつかない場合があるので
手術まで落ち込んだり、さぞ不安だったとかとお気持ちお察しいたします。

卵巣が良性で本当に良かったです。
経過観察でこれから大変な事もあるかと思います。

お互いがんばりましょうね!
更新が遅いブログですが、また寄ってみてくださいね

by ひさ (2012-03-04 20:30) 

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